精神疾患の用語集

双極性障害

躁状態とは普通では考えられないほど気分が爽快になって、気持ちが高揚した状態をいいます。考えが次々に浮かんできて早口でしゃべり続けたり、「自分に特別な能力があって何でも出来る」と思えて、傲慢な態度をとったり、怒りっぽくなったり、対人関係上のトラブルが起こりがちです。結果をかえりみず、重大な決断(高価な買い物や仕事上の決定など)をいとも簡単にしてしまったり、不眠不休で働いていても、注意散漫でどれも終えていなかったりします。
気分障害のうち躁状態の時期がある場合を双極性障害、うつ状態だけならうつ病性障害と言います。躁状態の時には、自分が病気と気づかず、治療が遅れがちです。家族の方にうまく受診を勧めていただければ、スムーズに治療できます。

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