精神保健指定医 精神科専門医
田辺有佐(たなべ ありさ)
こころの時代といわれるように、成熟期を迎えた日本の社会は、今新たな問題に直面しています。
グローバル化のもとで、経済性のみが重視され、日本的な和を尊重する姿勢からアメリカ型の競争主義に移行しつつあります。終身雇用制はくずれ、非正社員率は高まり、残った社員も過重な労働を余儀なくされているようにみえます。これは誰にとってもストレスの多い状況です。
また、個々の家庭でも、少子高齢化の波にさらされ、育児のみでなく親の介護を、共働きの核家族の中でこなしていかなければなりません。「私は、我が家は大丈夫」という安心感を持ちにくい時代なのでしょう。
ストレスフルなこの世の中、こころが疲れてしまったら、ちょっと、ひと休み。それでも元気が戻らず、ゆううつでだるかったら、心療内科を受診して下さい。
底をつきかけた心のエネルギーを再び取り戻せるようにお手伝いいたします。お薬で治せます。